導入企業紹介

1.御社の業務内容を教えて頂けますか?

私どもは工場の3拠点持っており、拠点が個人顧客に対しての乗用車の整備、修理、板金修理を主要業務としております。また、大型のトラックやバス、自衛隊の入札関係に参加しております。
具体的には、横浜市の市営バスの民営化されたものに対して委託を受けております。現在、個人のお客様に対して車検などの整備については幅広く門が開かれており、競合会社との競争が厳しくなっておりますので、カーケアセンターという形でブリジストンの車を大量に取り扱い、ボディ・メンテナンスにも力を入れております。

2.御社の社員教育の現状はいかがですか?

現在、年に2回全社を挙げて研修会を実施しております。工場の現場が主になる仕事になりますので、工場内の効率化を図るための研修活動を行っております。
現場でグループに分かれ各事業所の課題を出し合い、その課題に対して活動を行います。秋にその結果の報告会を行う流れとなります。また、車を取り巻く法律やコンプライアンスについては特に力を入れております。

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3.人材育成にあたり重要視されているものは何ですか?

工場の現場の人間の意識として「自分に与えられた仕事をしていればそれでいい」という思いが強いと感じますので、その意識改善を重要視しております。

4.研修に参加させる管理者に対して、どのような変化を期待しますか?

自分自身が上に立つという自覚を持つことを期待します。その自覚がなければ、上に立たせたとしても下を指導・育成することは到底できません。仕事に対する姿勢も甘いものになってしまい、それが部下に悪影響として広がってしまいます。訓練を通じて自覚というものを育んでもらいたいと考えております。

5.研修に送り出す際に不安な部分はありましたか?

送り出して後、果たして本当に期待する人材になって帰ってくるのかという不安が多少なりともあります。
しかし、実際に私自身が訓練を受けた経験を考慮すると、そこで身につけたものが全く無駄になることはないと思います。個人での差はあると思いますが、なにかしら得るものがあると思うので、そういった意味では不安はありません。

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6.御社では修了生で結成した「地獄友の会」がありますが、どのような活動をしているのですか?

この会は、月に一回のペースで実施しています。最初に研修に参加した社長自らが主催しています。会社の課題に対してメンバーそれぞれが意見をレポートとしてまとめ、提出する形式をとっております。
また、十ヵ条や校歌などを一人ずつ発表していくことで、訓練に参加した頃の初心に戻り、自分がどんな課題を抱えていたのかを再確認する場としても活用しています。

7.訓練の導入を検討されている派遣責任者に対して一言お願いします。

社員の教育は、どの会社においても重要なものです。会社のビジョンや文化を社員の末端まで伝わらせるためのキーは、管理者たるものです。
その管理者が自分自身を知ることが重要なのではないでしょうか。管理者に高い意識を持たせるためには、この訓練は大変効果が高いと思います。
訓練を通すことでリーダーとなった管理者がその精神を次の世代に伝えていく。これが強い会社をつくる条件だと思います。