「企業にとって社員(人材)は財産だ!」という言葉をよく耳にしますが、企業のためになるような働きを何一つできていない人材を財産だと言えるのでしょうか。企業の一員として、発展のために頑張ることのできる社員を企業は必要としています。
ただし、そのような社員をはじめから雇うということが難しいのも現状なのです。したがって、企業には人材育成がどうしても欠かすことができないのです。
それは、よき人材の育成なしには、企業はみずからの社会的責任を全うしていくことができないからです。
つまり、
それが企業の社会的責任であり、また不景気に負けない強い会社を作るための第一歩なのです。
- ■派遣責任者自身が、どうせ研修に参加してもすぐに効果が切れるとあきらめている
- ■礼儀や挨拶など、仕事の事以外はまったく指導しない管理者がいる
- ■研修に参加しても意味がない!と否定的な事を言う一般社員がいる
- ■お客さんの対応を言い訳にし、研修に参加しようとしない営業マンがいる
- 企業風土が作られない
- 企業風土は社員一人一人が同じ価値観を持つことで形成されます。社員教育ができてないと社員がバラバラの価値観を持ち、統一された企業風土が生まれないのです。
- トップのビジョンが浸透しない
- 社員一人一人にまでビジョンが浸透し、全員が同じ方向を向くことができなければ、会社は成長することができません。また、そもそもトップのビジョンを一番に理解すべき管理者が育たないのです。
- 組織力が衰退していく
- 社内の規律が乱れ、社員同士が馴れ合いの関係になり上司や会社の批判に走ってしまいがちです。また、管理者は部下に厳しく指導することもできず、次第に組織が崩壊してしまうのです。
- 企業イメージがダウンする
- 社会人としての基本である礼儀や挨拶ができない社員がいると、電話応対時や接客時に相手に不快な思いをさせ、対応が悪い会社と思われ信用を失ってしまうのです。
- 良い人材が辞めてしまう
- 周りの社員のモチベーションが低いと「何でこんな連中と一緒にやらなければならないんだ」と考えるようになり、優秀な社員までもが辞めてしまいます。
- 教育できる管理者が社内にいない
- ほとんどの管理者は、自身がキチンとした社員教育を受けていません。自分が受けた経験がないので自信を持って部下に指導することができないのです。
- 何から手をつけてよいかわからない
- 管理者や派遣責任者が自社の課題が見えていないために、社員にどのような能力やスキルを求めれば売上アップにつながるかわからないので、手をつけられずにいます。
- 社員の参加意欲が低い
- 特に年齢の若い社員に多い傾向ですが、自分のプライベートの時間を犠牲にしたり、長時間拘束されるのが嫌なのです。また、研修なんか受けても意味がないと考えているのです。
- 参加しても効果が持続しない
- 研修やセミナーなどを受講するとその場は「なるほど」と頭で理解し身に付いた気持ちになります。しかし、頭で覚えたことを発揮しようとしない、また発揮できる環境がないために効果が持続しないのです。
- 社員教育は必要ないと考えている
- 自分たちの社員は他の会社と比べて優秀で、業績も良いから問題ない。また、専門職の方の場合は技術さえあれば仕事ができるから、そもそも研修など必要ないと考えているのです。
景気の低迷が続く中、派遣責任者は、企業のトップである社長または、上級管理者から、研修効果が持続し且つ、売上に繋がる社員教育(社員研修)を要求されているのではないでしょうか?
そして、トップの要望を満たす研修はどれか?自社に合う研修はどれか?と色々な社員教育(社員研修)を検討されていることでしょう。
しかし、検討を始める前に最初に知って頂きたい事があります。
それは、派遣対象の社員は「基礎」が出来ているかです。
基礎とは派遣対象である社員や管理者の「行動力」であり「心構え」です。
よく、高い費用をかけて社員教育(社員研修)に参加させたのに、1か月もしないで社員が元に戻った。効果が全く出なかった。という声を聞きます。
また、派遣責任者の中には研修の内容が悪かった、研修する会社が悪かった。と結論付け、研修に参加した社員には問題がないと考えている方が多くいます。このような状態では、いつまでもたっても自社にあった研修などは見つかりません。むしろ研修予算の無駄遣いに他なりません。
何故、このような事になるのか、その原因こそが派遣対象である社員や管理者の「基礎」が出来ていないからです。
- 管理者自ら先に研修に参加する
- 管理者が先に参加し研修の意義や重要性を十分に認識する必要があります。
その上で、部下に研修の素晴らしさを共有してあげれば、部下も積極的に研修に参加したくなるのです。 - 基礎動作や心構えから教育する
- どんなに内容の良い研修に参加してもそれを実行するための「行動力」や「心構え」がなければ、すぐに忘れてしまい無駄に終わります。
したがって、まず社会人としての基礎や心構えから教育して下さい。研修で学んだことを実行に移す行動力と心構えがあれば効果は倍増するのです。 - 研修参加の意義を根気強く伝える
- 管理者であれば自分の部下に研修参加の重要性を理解するまで根気強く伝えて下さい。
研修の意義や重要性を理解したうえで参加すれば効果は飛躍的に高まるのです。 - 研修後をサポートする社内環境を作る
- 例えば、研修で学んだことを発表する場を設ける。定期的に勉強会や報告会を行う。など、社内での環境を作ってください。
また、社員同士で共通の価値観を持たせることができれば効果を持続させることができます。 - 社員教育の重要性を認識する
- キチンとした社員教育を行わないと企業風土が作れません。会社トップのビジョンが浸透しません。社員のモラルが欠如します。企業のイメージがダウンします。良い人材が辞めてしまいます。
こんなにもマイナスであることを認識して下さい。
派遣責任者の方には、社員教育の重要性を認識していただきたい。
皆さんの判断が企業を飛躍させるためのカギとなるのです。
良い社員教育会社を見つけることができれば、社員を何倍にも成長させることができ競合企業に一線を画する企業になることができるのです。