昭和25年に会社を創業し、今では70歳超の社員から高校を卒業したての18歳までの幅広い年齢層の社員が仲間として働く環境になりました。

新しく入社してくる社員と、社長や上司との世代の違いにギャップが生まれることは当然のことかもしれませんが、仕事に対する考え方や熱意の持ち方、指導や注意に対する受け止め方など、会社（社長）と少しずつずれが生まれ始め、次第に気持ちが離れてしまうことが多くなりました。

そこで社長が前職で「管理者養成基礎コース」に参加し、厳しい研修を乗り超えた経験や他人と協力する大切さを肌で感じた体験を社員にも経験させたらどうかと考え、新入社員研修として「フレッシュマン颯爽研修」の導入を決めました。

訓練参加後は、社内や客先で元気な挨拶をするようになり、また仕事に対する粘り強さ（免疫）がつき、注意や指導を受け止め次に活かす姿勢ができました。

訓練参加前は「この子、大丈夫かな」と心配していた社員に、帰社後に「行って良かった」と打ち明けられ驚いたこともありました。別の社員に話を聞くと「あんな体験は二度とできない、良い経験になりました」「仲間意識ができた」と皆色々な体験をしてきたのだと、改めて感じました。

研修に参加させ修了後は、年に１回程度、研修修了者だけが参加できる社内報告会を行っています。そこで今一度仲間意識を高め、新たに出てきた改善点は、社長や上司に声が上がるようにしています。