管理者養成学校とは?

昭和42年、2年半近くをかけ録音テープ教材第一号である「売上倍増への挑戦」が完成。
このセールスマンを対象とした渾身の力作を引き下げ、昭和42年3月に株式会社社員教育研究所という会社が産声をあげることとなる。その後も、セールスマン向けや管理者向けの教材を製作し、テープ教材一筋で会社を伸ばしてきた。
しかし、ここでまたあることに気付く。教育というのは、知るのではなく、出来るようになることであると・・・。当時、財部は身体を壊し、長いこと自宅療養をしていた。そして、家の近所にある図書館に行くようになった時、ある本に興味を持ったのである。第二次世界大戦中の軍隊について記述されたものだった。
しかも、その中でもひと際気になった本が、何にも知らない人間を1年や2年で立派な軍人にしてしまう新兵教育だった。
売上倍増への挑戦

財部は、その本を一生懸命読み、その中で大きなヒントをたくさん見つける。
人間教育の基本というものは訓練という方法を取ること。軍隊ではない、ビジネスマンとしての基本教育は必ずあると。その後も基本教育というもののあり方を研究して、そしてカリキュラムの構成に入った。研究室を作りそこで開発が進んだ。
スタッフは自ら色々なことを行ない、徐々に訓練におけるカリキュラムがまとまって来た。そして、約2年の月日が経ち昭和54年に管理者養成学校を設立したのである。

はじめは54年の4月に代々木の駅前に教室を開いた。スタートは都内の管理者を対象にして、夜学。夕方6時半から9時半までの3時間の訓練。週2回のコースは6ヶ月。週4回では3ヶ月のコース。これが最初のスタートだった。
当時は通学。訓練生の中には3ヶ月から6ヵ月と続けるのは難しい、短期間の合宿制の方が集中できるとの声もあり、早速6月より、13日間合宿訓練(極限の訓練)として始まった。これが「地獄の訓練」の誕生であった。そして現在も続いている「管理者養成基礎コース」の礎となった。

そして、月日は経ち、平成19年に株式会社社員教育研究所は創立40周年を迎える。
また、平成21年4月管理者養成学校は開校30周年を迎え、益々充実した教育指導が行われています。時代の流れに合わせ、指導方法の変革を伴いつつ訓練内容は今も変わらない。学校に集う管理者の声が、今も富士宮の空に聞こえる・・・全国に散らばった30万人近い血を流すことを恐れない修了生の息吹とともに。

以上